ニュース&プレスリリース
2025年7月22日
VSPharmTechが米国FDA第II相臨床試験のパートナーとしてPharmaronおよびCRScubeを選定
VSPharmTech株式会社(代表取締役 Shin-Young Park)は、米国食品医薬品局(FDA)による放射線増感剤候補「VS-101」の第II相臨床試験において、グローバルCRO(受託研究機関)であるPharmaronと、デジタル臨床試験ソリューション企業CRScube(代表取締役 Ki-Don Kim)をパートナーに選定しました。
VS-101は放射線治療の効果を高めることを目的とした薬剤で、頭頸部がん、乳がん、膠芽腫 など幅広い適応を目指し開発が進められています。今回の米国での第II相試験では、頭頸部がんを対象とします。Pharmaronのグローバルな臨床試験運営ノウハウと、CRScubeの先進的なデジタルソリューションを活用することで、本試験は特に効率的かつ高精度に実施されることが期待されています。
臨床試験運営を主導するPharmaronは、2004年に設立されたグローバルCRO企業で、創薬の研究開発、製造、臨床試験まで一貫したサービスを提供しています。米国、英国、中国などに拠点を持ち、25,000名以上の従業員が世界中の製薬・バイオ企業に統合型サービスを提供しています。
Pharmaronコリアのカントリーマネージャー、Doo-Jin Lee 氏は、「VSPharmTech社とは、非臨床試験から臨床薬の製造、米国での臨床試験まで戦略的に協業しており、時間・コスト・品質のすべてを同時に満たすことに成功してきました。今回の第II相試験においても、Pharmaronのグローバルネットワークと臨床試験の経験を活かし、成功を後押しします」とコメントしています。
CRScubeは、臨床データの収集・管理、ランダム化・在庫管 理、医薬品安全性情報の管理などを担う統合プラットフォームとして、「cubeCDMS(EDC)」「cubeIWRS(RTSM)」「cubeSAFETY(安全性データベース)」を提供します。これらのソリューションは操作性とデータの信頼性が高く、30カ国以上・5,900件以上の臨床試験で導入実績があります。
CRScubeのKi-Don Kim CEOは、「本プロジェクトでのCRScubeソリューションの採用は、グローバルな臨床試験における実績と信頼性の証明です。本試験を通じて効率的なデータ管理と安定的なサービスを提供していきます」と述べました。
VSPharmTechのShin-Young Park CEOは、「PharmaronおよびCRScube社とのコラボレーションは、我々がグローバル臨床試験で競争力を高め、成功の可能性を高める重要な機会です。本試験を通じて革新的な治療薬を患者さんにお届けできるよう最善を尽くします」と述べました。
今回の3社連携により、VSPharmTechのグローバル創薬競争力の強化や、さらなる投資獲得に向けた取り組みの加速が期待されます。
【VSPharmTechについて】
VSPharmTechは、放射線治療の効果を高める革新的な治療薬の開発をミッションとするバイオテック企業です。世界的な市場をターゲットに、放射線増感剤VS-101など多様な創薬パイプラインを推進し、グローバル製薬企業と戦略的連携を結びながら臨床開発の迅速化を進めています。
【Pharmaronについて】
Pharmaronは2004年設立のグローバルCROで、R&Dから製造、臨床試験まで一貫した創薬サービスを提供します。米国、英国、中国などの主要拠点に25,000名以上の従業員を擁し、国内外の製薬・バイオ企業に統合型サービスを展開しています。韓国拠点は2021年に設立され、国内企業の新薬開発とグローバル市場への進出をサポートしています。
【CRScubeについて】
CRScubeは臨床試験用ソフトウェアソリューションの専業企業です。2010年の創業以降、臨床試験デザイン・データ収集から安全性報告、試験運用、リスクベースモニタリングまで、臨床試験全体をカバーする包括的なソフトウェアシステムを開発しています。FDA 21 CFR Part 11準拠の統合eClinicalプラットフォームは、アジア、北米、欧州、アフリカの30カ国以上、5,900件以上の臨床試験で活用されています。


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